こんにちは!福seeです。
介護現場で10年間働いてます。
休日は猫と子供達に癒される日々を送っています。
このブログでは私が知る介護現場の実態と、10年間分の知識を書いてます。
ご自身の転職や介護の知識としてお役立て下さればと思います。
今回のこの記事を読むと
①介護施設で働く上で、人間関係が上手く行く方法を、3分程度で知ることが出来ます。(人によっては5分ぐらいかかるかもしれません)
②その方法として当ブログが厳選した、5個のコミュニケーショのスキルを知ることが出来ます。
今回は介護施設で働く事にフォーカスして記事を書きましたが、他業種の方にも参考になる内容となってますので是非読んで頂ければと思います☆
下記に目次がありますので、目次だけ読んでもらっても良いし、知りたい所だけクリックして読んで貰っても大丈夫です(^-^)v
「なんだ〜当たり前じゃん」と思う内容ばかりかもしれませんが、私はそれらを実施して10年間、これと言って大きな人間関係に悩んだ事は無いので、自信を持っておすすめ出来るスキルばかりです。
それでは早速内容に入って行きますね!
※項目ごとに番号がふられてありますが、介護施設では“4“や“9“といった数字は不吉なものを連想させる数字として使わないので、このサイトでも使ってません。読みにくかったらすみません汗
[1]挨拶は自分からしよう。
人間関係を語る上で、まず最初に押さえておきたいのが“挨拶”です。
挨拶という言葉を辞書で引くと…
「挨」は押す、「拶」は迫る意で、本来、禅家で門下の僧に押し問答して、その悟りの深浅を試すこと
デジタル大辞泉 小学館より引用
とあります。
本来、仏教用語だったのですね。そこから民間に広まり現在の形になったと言われています。(wikipediaより)
他にも江戸時代には裁判結果に納得が出来ない時に、各藩が江戸幕府に問い合わせることを“挨拶“といったり、不良仲間で仕返しを意味する語。と言ったドキドキする様な意味もあります。(デジタル大辞泉小学館、wikipediaより引用)
つまり挨拶には色々な側面があって、それだけに奥深いという事ですね。
「礼に始まり礼に終わる」
という武士道の言葉も日本にはあります。
もしもあなたが、武道家や僧侶の様に挨拶が出来なかったとしても、それでも良いと思います。下手でも良いのです。声が小さくても良いのです。心を込めて挨拶をすれば相手に気持ちはちゃんと伝わります。
こんな偉そうな事を言ってる私自身、きちんと出来ているかわかりませんが“挨拶をする“という意識だけは持って毎日出勤しています。
ポイントとしては、相手に「私はあなたに挨拶してますよ」とちゃんと伝える事です。
それも自分から相手にした方が、相手も「挨拶されてる」と、強く感じやすいと思います。
たった一つの挨拶という行為だけで、その会社に対する印象は元よりその人物に対する印象までも変わってしまう程、挨拶というのは強烈なインパクトを与えます。まるで、人気芸人の掴みのギャグの様に、その人の印象を心に焼き付けてしまえる程の効果を持っているのです。
ですからあなたも、職員に対しても利用者に対しても同じ様に丁寧に挨拶をするだけで、あなたの職場での印象はきっと変わる筈です。ギャクをする必要は無いと思いますけどねw
付け加えるなら、利用者は耳が遠い人が多いです。難聴の人も多いですし補聴器を付けている方も多いです。なので、小さい声で挨拶だけしても伝わりません。
軽く会釈やお辞儀といった動作を入れるだけで、グッと伝わり方が大きくなります。
つまりは「私はあなたに挨拶してますよ」と伝えるという事です。
「利用者には挨拶出来るのに、職員には人見知りで中々出来ないです…」
という人は、利用者を練習相手だと思っても良いと思います。
あなたが挨拶が苦手で、それでも頑張って挨拶をしている事ぐらい、利用者も職員も分かってくれる筈です。それ程に利用者の懐というものは深いものです。
それが介護施設の面白い所でもあるのです。
[2]自分の持(元々の性格)で仕事する。
これは私が20代の頃の話です。
まだ世の中がガラケーを持っていた時代の話です。
職場の先輩に誘われて、私はある地域のお祭りの神輿を担ぐ事になりました。
その神輿の会の集まりで、大勢でお酒を飲み交わしている中、私が気を遣って皆に対しあれこれと接する姿を見て、神輿の会の会長さんが私にこう言いました。
「持(ジ)で良いんだぞ。そのままのお前で居て良いんだぞ。その方が周りも楽だから。」と。
よっぽど私が周りに気を使い、気疲れしている様に見えたのか、“疲れない人付き合い“の基礎を教えられた様な気がして、はっとさせられたのを覚えています。
あれから20年が経ち、その時言われた言葉は私の中で人付き合いの基本になっている様な気がしています。
職場でも同じだと思います。
職場にいる時間は家よりも長いと言われます。それこそ8時間以上にわたって同僚や利用者と過ごしています。
認知症を抱えている利用者などは、それだけであなたに対して全力で向かってきます。もうそれだけで自分の元々の性格を隠している余裕は無いと思います笑
ちなみに私は、おおよそ4年ぐらいでその隠しているメッキみたいな部分は剥がれました笑
だけどそこからが、仕事自体が面白いとも思えた時期でした。
例えば「プライベートでは暗くて、人付き合いとか凄く苦手なんです…私の事は放っておいて下さい…」という人は(例えが極端ですが汗)、それをそのまま職場で言ってしまえば良いと思います。
利用者もそれを分かってくれて接してくれますし、職場の同僚もあなたのキャラを分かってくれて、逆に好意を持って接してくれる筈です。
ただし…元々の性格が自分勝手な性格だから、職場でも自分勝手に振る舞います!と言うのはちょっと違うので注意しましょう。
そして…私も含めてどんな性格の方でも、変態的な部分は隠しておきましょうwあなたの狂気を見てひく人がいるかもしれませんので…それは家でやりましょうw
[3]自分なりの目標を持って仕事をする。
「あなたの目標は何ですか?」と聞かれた時、あなたは直ぐに答えられますか?
“流れ星が消えるまでに願い事を言う事が出来れば、その願い事は叶う“と、言われています。
これは「流れ星が消えるまでのほんの一瞬の間でも、瞬時に願い事が言えるぐらい明確に目標を持っているからこそ叶うのである。」と言う人もいます。
目標を持つ事は大事です。
職場でも同じです。
「わたしはこうゆう職員になる!」
と目標を立てないと、ただそこにいるだけの職員になってしまいます。
結果「あの人って、なんか良く分かんないよね…そのうち辞めていくんじゃない?」
などと陰口を言われてしまうかもしれません。それではあまりに悲しいです涙
ちなみに私の目標はたったの二つです。
「私が居る事で職員も利用者も“安心“してもらえる様な職員になる。」
「私が居れば『とりあえず福seeがいるし、大丈夫だろう』と思われる様な職員になる。」
この二本立ての目標を常に心がけて仕事をして来ました。
ですから不安な時でも常に堂々としていられましたし、たまに(たまにしか言われませんがw)利用者から「福seeくんの声を聞くと、安心する」と言われると物凄く嬉しいくなります😊
他にも「声掛けだけは誰にも負けない様にする!」とか「食事介助だけは誰よりも上手にする!」とか「この資格を取る!」とか
何でも良いので、自分なりの目標を持っておくと周りからの見え方も変わって来ますし、自分にとっても仕事のモチベーションにも繋がるので目標を持つ事は非常に大切だと思います。その点を褒められたりすれば、目標が達成された時の達成感も味わえますしね(^-^)
夢や目標を忘れそうになったら、「流れ星!」を思い出しましょう(^o^)!
[5]不安や辛い時こそ「堂々とする。」
「堂々とする。」
大リーグや甲子園のエースがマウンドに上がる姿を思い出してみて下さい…
それが難しい方は、好きなアイドルや好きなミュージシャンがステージに上がる姿を思い出してみて下さい…
皆さん…“堂々と“してませんか?
きっと緊張もしているのに、不安もあるだろうに、堂々としてますよね…そしてその姿が仲間を安心させたり、見ている人を惹きつけるのだと思います。
職場でのあなたの姿も同じです。
堂々としていれば、周りは安心します。利用者も、職員もです。
逆におどおどしていると、周りも不安になってしまいます。
10年以上の経験を元に言える、あなたが堂々としていられる条件はたったの二つです。
・仕事をちゃんとやっている。(出来れば自分なりの目標を持って仕事をしている)
・同僚の悪口を言ってない。
たったこの二つの条件だけで、大概の場合は常に堂々としてられます。
そしてその自信の様な、オーラみたいなものが、あなたの職場内での居場所を作ってくれます。
しかし、そう心がけていても中々堂々としてられない時もあります。それが不安な時です。
ちゃんと仕事をしていても、人間なのでミスはします。「あ〜やってしまった…」とか「もう少しこうしてれば…」とか、そういった事は仕事をしていれば誰にでもあり得ます。そして人の悪口は言わないと決めていても、流されてつい言ってしまう事だってあります。
大事なのはそこからです。
皆さんも経験があるかと思いますが、不安な人や自信の無い人が近くにいるとその感情は伝染する傾向にあります。そしてそうゆう人と長時間一緒にいるのは、あまり居心地が良いものではありません。
ミスをした翌日や、不安がある日などはとりあえず「堂々とする。」そう心がけるだけで大概のピンチは切り抜けられます。
背筋を伸ばして胸を張るだけでも気持ちが違かったりします。正しい姿勢で深い呼吸ができると、副交感神経によってリラックス状態となるそうですし、更に血流が良くなって脳に血液が回るので、集中力も高まるそうです。
ただし仕事もしないでただ堂々としていても、ただの「態度がデカイ人」になっちゃいますので注意して下さいね笑!あと、謙虚な気持ちも忘れずにですよ!←お節介のおばさんみたいになっちゃいました汗
[6]ほうれんそうはやっぱり大事。何かあったら直ぐに相談を。
ほうれん草。
そうです、あのポパイが食べてる元気が出る野菜です。
おしょうゆをかけるのが一般的な食べ方で…
って違うかwというかポパイ事態ジェネレーションギャプの対象になるキャラクターか汗
気になる人は是非「ポパイ」でググって見て下さいw筋肉隆々のパイプをくわえたおじさんが出て来ると思いますw
さて、本題の「報告・連絡・相談」いわゆる「ほう・れん・そう」ですが、この三つはとても大切なコミュニケーションスキルです。
もしかしたらこの三つが出来ていれば、他のコミュニケーションスキルは必要無いんじゃないかと思う程に大切なスキルかもしれません。
ポパイのパイプの様に必要不可欠なものかもしれません!もう良いかw
ラジオやテレビが未だに生活に必要な媒体として残っているのは「速報性」があるからだとも言われています。
世の中で何かあったら毎日直ぐに報道してくれているので、それを日常的に見聞きする視聴者からの期待や信頼に繋がっているのだと思います。
職場でのあなたも同じです。
何か些細な事でも良いので日常的に周りにアナウンスしておくと、あなたに対する期待や信頼に繋がります。
特に高齢者施設の場合、その些細な情報がその人の体調面に大きく関わる場合もあるので、何かあったら直ぐに報告する癖を付けておくとあなたの為になりますし何より利用者の為になります。
私がまだ新人職員だった頃、大ベテランの介護士さんに言われた事がありました。「何でも良いから、独り言でも良いから、周りの人に起きた事を報告しなさい」
その介護士さんは利用者からは勿論、職員からの信頼も厚く、まさに“頼れる存在“として職場内で活躍してました。
「何にも言わずに仕事していると、周りが不安になるよ。何でも良いからしゃべってなさいw」そう付け加えてもくれました。
私はそれ以来、その介護士さんの真似をして何でも周りに報告する様にしました。
「○○さん(利用者)便出ましたわー。」とか「○○さん(利用者)ご飯残しましたわー。」とか、「○○さん(利用者)あんな事言ってましたわー。」とか、何でも良いので利用者に起きた事は、上司や同僚に何でも報告する様にしました。
すると上司や看護師らがその情報を元に、お薬や食事形態の調整などをしてくれました。(看護師やフロアリーダーなどは、その様な情報を参考にしながら、ケアマネージャーらと共にその利用者のケアプラン等を考えて行きます。)
私は今フロアリーダーとして働いていますが上司でも同僚でも、利用者に関して何でも話してくれる職員にはやはり信頼感を持って接してます。
そしてその沢山の情報の中から、選別して業務に活かすのが上司の役目でもあり、組織というもなのではないか?と思ったりもしています。
ですから利用者に関して何かあったら上司や周りの人、誰でも良いので報告する様にしておきましょう😄
ただし、同僚の個人的な悩みや、プライベートな事は公言しない様にしましょう(*゚▽゚*)!
あくまで利用者の事だけ“ほうれんそう“ですよ!♫
人と話すのが苦手という人はこちらの記事も参考になさって見て下さい。あなたにとって何かの役に立つかもしれません🤗
記事: 介護現場はシフト制。シフト制で働くという事は、○○があるという事。○○が職場のみんなを繋ぐ。
なんだか自分の話ばっかりになっちゃってすみません汗
それではまとめ!です!
まとめ
「挨拶は自分からする様にして、仕事をする時はほうれんそうを心がけて仕事をする。自分なりの目標を持ち、自分の持で人と関わる。それでも困った時には、とりあえず堂々と仕事する。」
以上です!
色々と厳しい事も書きましたが、利用者と自分を守る為です。
あとは自分なりに仕事をするだけですよ☆
今回はあえて書きませんでしたが「仕事をちゃんとする」というのも立派なコミュニケーションスキルなので、頭の片隅に入れておいて下さいね。←と自分にも言い聞かす汗
何かご質問やご意見などがあればコメント欄か直接お問合せからご連絡頂ければと思いますo(^-^)o
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
あなたのこれからの人生が、ますます楽しく幸せであります様に。
福see